
こんにちは。ニコ動、YouTubeでMixer(ミキサー)をしているぴくせるです。
歌ってみたはより良い作品を作ろうとするとなにかとお金がかかってきます。
それは個人的にとても良いことだと思っています。
クオリティの高いものを作るにはそれりの投資が必要です。
✔さて、突然ですがここで質問です。
歌ってみた動画のクオリティを上げるために真っ先にお金を投資するべきなのは次のうちどれだと思いますか?
理由も合わせて少し考えてみてください。
- マイクなどの機材
- Mix代金
- 部屋の環境(部屋鳴り対策)
いかがでしょうか?
Twitterでもアンケートをした結果以下のようになりました。
突然ですが質問です。
歌ってみた動画のクオリティを上げるためにお金を投資するべきなのは次のうちどれですか?
あなたの中で優先順位が高いものを教えてください。
— P!xL(ピクセル)@MIX師&ブロガー (@pixl_05) February 29, 2020
520票もの投票があり、なかなか興味深いアンケートになりました。
ご回答くださった皆様ありがとうございます。
『マイクなどの機材』に一番票が入っていますね。
しかし、僕が思う『お金をかけるべき優先順位』はこうです。
- 部屋の環境(部屋鳴り対策)
- マイクなどの機材
- Mix代金
まず部屋の環境を整えることに集中すべきです。
どうして今回こんな話をしようと思ったかというと
1.2を飛ばしていきなり3のMix代金にお金をかける人が割と多くいるからです。
僕としてはいいんです・・・。
真っ先にMix依頼をしてくれると儲かるので・・・。
しかし、それでは真っ先にMix依頼してくる歌い手さんの歌ってみたはいつまでも良くなりません。
当然、お金の使い方は人それぞれです。
お金をかける優先順位に『正しい答え』なんかありません。
ただ一つの考え方として、今から僕が思う『歌ってみたでお金をかけるべき優先順位』について話をしていこうと思いますので、興味がある方は少々お付き合いください。
「私はボイトレにお金かけるな~」という声も多数ありました。
これに関しては、単純に選択肢に含めるのを忘れていました!
スイマセン。ボイトレにお金をかけるという選択肢は大いにアリです。
詳しく調べてみたところ『BEE音楽スクール』でオンラインでボイトレを学ぶことができます。
ここなら無料で体験レッスンもできます。「地方住みだからボイトレできない・・・」
と思っていた人でも、オンラインレッスンなので家にいてボイトレを受けることが出来ます。BEE音楽スクール https://www.bee-music.jp/af_vocal/
【知らないと損する】歌ってみたでお金をかける優先順位について語る
繰り返しになりますが、歌ってみたで真っ先にお金をかけるべきは『部屋の環境(部屋鳴り対策)』です。
部屋の反響音=部屋鳴り
これは同じ意味なのでそう解釈して読み進めてください。
なぜ部屋の環境にお金をかけるべきなのか
なぜ機材でもMixでもなく、部屋の環境を整えることにお金をかけるべきなのでしょうか。
これにつきます。
いいマイク使えば使うほど周りの雑音、反響音特に気になります
rx7という強プラグインが出たからとはいえいい環境で録音して損はありません。よって録音環境→マイク等機材→mix代金の順でおすすめします https://t.co/NVy6BbCPHG— sice?⁰依頼× (@sice0809) February 29, 2020
Mix代金→ぶっちゃけ無償でもビビるほど上手い人もいるから無し。
マイク等機材→悩みどころだけど感度が良くなる結果環境音が入ると辛い。
となると録音環境かな。でも録音環境が最高で部屋鳴り無しの完全ドライな状況でも音質は良くないだとそれはそれで辛い。悩むな。うーん、でも録音環境かな。 https://t.co/BerTeUeJRb— カピバラMIX兄さんは治療中 (@kapibara_Mix023) February 29, 2020
Mix師のsiceさん(@sice0809)やカピバラ兄さん(@kapibara_Mix023)も仰っているように『感度がいいマイク使えば使うほど周りの雑音、反響音も良く拾う』
ということは部屋の反響対策をしなければ、どんなにいいマイクを使ったとしても一向に音質は良くなりません。
部屋鳴りとはどういうものか
以下の音源が部屋鳴りしている状態です。
この音が反響している感じにならないよう対策する必要がありますが、ここでは詳しくは語りません。
部屋鳴りの原因・対策については『【効果抜群】歌ってみた録音で部屋鳴りを抑える3つの手段【宅録歌い手用】』で解説しています。

対策と言っても別に難しいことでありません。
そして『優先的にお金をかける』といっても別にお金をかけなくても対策できるところは沢山あります。
要は
ということです。

部屋鳴りしてるかどうか判断できない・・・
そんな人は知り合いのMix師さんに音源を送り、判断してもらいましょう。
もしMix師の知り合いがいないのなら僕のDMに音源を送ってきてください。
時間がある時に聞いてみてお答えします。

部屋鳴り対策ができたら機材にこだわろう
部屋の反響音。つまり部屋鳴り対策ができて
「部屋鳴りしません!」
という状態になったら次は『機材に投資』しましょう。
どうして『機材 > Mix』なのか
やはりMixは後回しです。
優先して機材にお金をかけます。
以前こういったツイートをしました。
前も言ったと思うけど作品を良くする為の優先順位は
①部屋の環境を整える(部屋鳴り対策)
②マイク機材の見直し
③MIX師選び
なんです
いくらいい調理器具やコックがいてもが食材が腐っていたらどう頑張っても美味しくならない— P!xL(ピクセル)@MIX師&ブロガー (@pixl_05) January 26, 2020
つまり、録音した時の音質によってMixの仕上がりが変わってきます。
音質よくて歌うまかったらmixでやること減るしmix代金なんて後回しでいいと思う
— sice(サイス)@mix依頼◯? (@sice0809) February 29, 2020
よって、音質を上げるためにMixより先に機材への投資を行いましょう。
あなたは録音機材にどんなものを使っていますか?
というか、その前にMix依頼にいくらかけていますか?
『機材に投資する』の具体的な例を出していきます。
『機材に投資する』の具体的な例
具体的な例を出していきます。
・1回3,000円のMix依頼
・マイクはXM8500(2,600円)
・インターフェースはUM2(5,000円)
こんなあなたは、Mix依頼をグッと4回こらえて12,000円のマイクを買いましょう。
例えば、XM8500(2,600円)⇒SM58(12,000円)にすることで録り音が圧倒的に変わります。

・1回5,000円のMix依頼をしている
・マイクはBluebird(26,000円)を使っている
・インターフェースはUM2(5,000円)を使っている
こんなあなたは、そのMix依頼を3回グッとこらえて15,000円程度のインターフェースを買いましょう。
例えば、UM2(5,000円)⇒UR22mkII(12,000円)にすることでより高音質なボーカルが録音できます。

・1回10,000円のMix依頼をしている
・マイクはAT-4040(32,000円)を使っている
・インターフェースはUM2(5,000円)を使っている
そのMix依頼を2回グッとこらえて20,000円程度のインターフェースを買いましょう。
例えば、UM2(5,000円)⇒Rubix24(19,000円)にすることで今まで以上にクリアなレコーディングができます。

マイクorインターフェースに投資
基本的にマイクかインターフェースにお金をかけると良いと思います。
一番実感がわきやすいのでコスパが良いです。
どっちを優先して買うか
マイクもインターフェースも同じような価格帯なら、マイク優先でいいものに買い替えた方がいいと思います。
しかし、性能に差がある場合(マイク30,000円、インターフェース5,000円とか)だと、安い方を買い替えてください。
音質対策についての記事
音質対策についてのポイントをまとめた記事も書いています。
作品のクオリティを上げたい人はひとつずつ実践していってください。
【ボーカル録音】音質が悪い時はここをチェック!9つの改善ポイントを解説【歌ってみた】

最後にMixにお金をかける
「録音環境良し。マイクやインターフェースの性能問題なし。」
こうなって初めてMixにお金をかけましょう。
値段が高いほどいいMixとは限らない
少なからず「値段が高いMixの方がクオリティが高い!」と思っている方がいます。
確かに「高ければいいもの」という考え方は間違ってはいませんが、Mixは少々違います。
値段だけを見て決めるのは本質とずれています。
もっと言えばMixはお金をかけるものではありません。
「お気に入りのMix師に依頼するからこのくらいのお金がかかる」
というのが正しいです。
Mix師の選び方
Mix師の選び方は以下をクリアしている人なら誰でもいいと思います。
- その人にMixをしてもらいたい
- 信頼・安心がある
- 自分が払える範囲の価格である
最後にこの3点について簡単に解説します。
①その人にMixをしてもらいたい
まずこれが大前提です。
「この人にMixしてもらいたい!!」と思う人を見つけましょう。
もし「そんな人は特にいない」という人は、音の違いがまだ分からないのかもしれません。
ちょっとトゲがある言い方かもしれませんが、誰のMixを聴いても違いが分からないのであれば、お金がかからない無償のMix師に依頼するとかでいいと思います。
その中でいつか「この人にMixしてもらいたい」という人が現れると思います。
②信頼・安心感がある
これも重要な条件です。
https://twitter.com/munyaaa76/status/787573911944691716 https://twitter.com/illustratioNo10/status/1212765268474073090どうしよう、MIX依頼出してから返ってこないw急かすのも悪いしなぁ・・・気長にーと思ってたけど、一ヶ月経っちゃったよ・・・
— ????@新しくアカウント作り直した (@__ZgZg) June 25, 2016
これは無償のMix師に依頼をした際に良く起こる事例です。
僕が有償依頼を推奨する理由のひとつでもあります。
『歌ってみたMix有償化のすすめ【本質のおはなし】』で詳しく語っています。
必ず信頼できる人、もっと言うと音源が返ってくる保証があるMix師に依頼しましょう。
③自分が払える範囲の価格である
これはほぼ解説不要ですね。
最後に値段を見て、自分が払ってもいいと思える範囲の価格であれば依頼をしましょう。
依頼の仕方や依頼文テンプレートは以下の記事が参考になるかと思います。


まとめ
いかがだったでしょうか?
意外と長々と書いてしまいました( ;∀;)
今回の内容をまとめます。
- まず録音する部屋の反響音を抑えるようにする
- その次に機材を性能のいいものに買い替える
- 最後にMixにお金をかける
色々と書いてきましたが、最終的にお金をかける優先順位を決めるのはあなたです。
この記事を判断基準のひとつとしていただき、あなたなりのお金の使い方をしてください(`・ω・)ゞ
また、機材の買い替えを検討している方は『1万円、3万円、5万円、10万円!予算別で歌ってみた必須機材をまとめてみた』という記事が参考になるかと思います。
覗いてみてください。

まぁそんな感じっ
おわり!
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