MIX師さんに依頼する時ってどうやってデータを送ればいいの?
ご依頼時のルールや確認しておくべきことって何かありますか?
\ そんな悩みを解決します! /
この記事を読むと、
- 一般的なMIX依頼時のルールが分かる
- 依頼の際に気を付けるべきチェックポイントが分かる
今回はMIX依頼の際に気を付けるべきポイントについて解説していきます。
最後には例文も用意しているので、慣れないうちはぜひ活用してみてくださいね!
今回相談した現役MIX師
今回は現役MIX師として活動をしているPXstudioの所属クリエイターに相談をしてみました!
PXstudioは累計3000件以上の安心の実績で依頼者様の作品作りのお手伝いをさせていただいております!
所属クリエイターは独自に基準を設け、その基準を超えるクオリティのクリエイターのみを採用しております。
また納期厳守の徹底、やり取りの丁寧さなどからご利用者の皆様より沢山の嬉しいお言葉をいただいております。
ご依頼時のチェックポイント
まずはチェックする9つの項目についてみてみましょう。
- 頭出しをする
- 声が重なっている部分はないか確認をする
- 音割れはしていないか確認をする
- エフェクトはかかっていないか確認をする
- ファイル名を分かりやすくつける
- カラオケ音源を添付する
- Zipファイルにまとめる
- ギガファイル便で送信する
- 要望やイメージを伝える
ひとつずつ解説していきます!
頭出しをする
頭出しとはカラオケとボーカルのタイミングを合わせた状態で、歌っていない無音部分も含めて書き出しすること
頭出しがされていない音源だとMIX作業に入る前にパズルのようにつなぎ合わせる必要があります。
これは本来MIX師がしなくてもいい無駄な作業になってしまいます。
提出した音源が多ければ多いほどこの作業には時間がかかってしまうのでその分納品日もかかってしまいます。
MIX師によっては追加料金が発生する可能性も有ります。
しかし、この頭出しはVTuberさんが書き出す際に気を付ければとても簡単に終わることだったりします。
なので、しっかりと頭出しをした状態で音源を提出するようにしましょう。
もし頭出しのやり方が分からない場合は以下の記事も参考にしてみてください!
声が重なっている部分はないか確認をする
歌っている声や息継ぎ等が重なっている音源は一つのファイルにせず二つに分けて書き出してください。
例えば以下の画像のように、声の波形が重なっているところです⇩
「重なっているかどうか微妙なところ…」という部分であれば、そこも念のため分けておきましょう。
音割れはしていないか確認をする
音割れはMIXではカバー出来ないのでリテイクしていただく必要があります…。
例えば歌った後の波形がこうなっていたら音割れしています⇩
MIX師に音源を送る前に、音割れしている個所がないかチェックするようにしましょう!
音割れの原因や改善方法については以下の記事も参考にしてみてください!
エフェクトはかかっていないか確認をする
MIX師は素音源(録音したままの素の状態の音源)に、自分の技術やセンスでエフェクトをかけていきます。
このエフェクトのかけ方はMIX師によって異なり、エフェクトをかける順番も大切です。
よくある事例として録音時に歌枠用のエフェクトがかかったまま録音をしてしまう等があります。
※リバーブ(エコー)、コンプレッサー、イコライザー、リミッター等
録音する際、書き出しの際には十分注意しましょう!
ファイル名を分かりやすくつける
書き出したボーカル音源のファイル名は分かりやすくしておくとMIX師が喜びます!
例えばパート名を付けているととても分かりやすいです。
歌ったパートの分だけ音源ができますので数字等を付けて区別するといいです。
- メインボーカル:main1、main2
- ハモリ:hamo1、hamo2
- コーラス:chorus1、chorus2、chorus_high、chorus_low
英語にしておくとMIX師さんに音源を送る際の文字化けも防げるのでおすすめです!
もしかしたら依頼するMIX師によっては指定がある可能性も有るので、特に指示がなければ上記を参考にしてみてください!
カラオケ音源を添付する
ボーカル音源と一緒にカラオケ音源もまとめて送りましょう。
ボカロ曲等であればMIX師が自分で音源を手に入れることも可能ですが、そうでない場合はどの音源を使用して録音をしたのかが分からないので必ず添付しておきましょう。
ボカロ曲の場合でも一緒に添付しておくとMIX師のひと手間を省けるのでとても助かります!
この時、どこで手に入れた音源なのかが分かるようにファイル名は変更せずにそのまま添付しましょう。
Zipファイルにまとめる
音源の受け渡しは複数の音源がある場合がほとんどなのでZipファイルにまとめましょう。
Zipファイルのまとめ方を簡単に解説しておきます。
この時フォルダ名は「活動名 曲名」にしておくと分かりやすいです!
ギガファイル便で送信する
Zipファイルの作成が出来たらそれをギガファイル便でMIX師に送りましょう!
ギガファイル便での送り方を簡単に解説しておきます。
上記の画像の通りアップロード出来たら、発行されたURLをMIX師に送りましょう。
要望やイメージを伝える
MIXの具体的な要望やイメージ等が決まっている場合はあらかじめ伝えておきましょう。
- 本家の音源を参考にしてほしいです
- 全体的にボーカルを目立たせてください
- ふわっとした雰囲気に仕上げたいです
- 1:50~2:06までを壮大な感じにしてほしい
- 0:32~0:41までにカットアップをいれてほしい
このように部分的に指定がある場合は歌詞ではなく時間で伝えましょう!
伝える言葉は自分の知っている言葉で大丈夫です!
また、具体的にイメージを伝える方法として参考音源を提示することをお勧めします。
自分の完成イメージに近い、他の歌い手さんのYoutube音源を参考音源として送りましょう。
そうすることでMIX師はその音源を参考に再現することが出来るので、イメージのすれ違いが発生しにくくなります!
MIX依頼の例文
こちらは初めてMIX師さんへ依頼するときに使用できる例文になります。
【】内を編集するだけで使用出来ます!ぜひ活用してみてください!
【MIX師の名前】様
はじめまして。
私は現在VTuber活動をしております【自分の名前】と申します。
今回は【MIX師の名前】様に歌ってみたのMIXのご依頼をさせていただきたいと思いご連絡させていただきました。
ご依頼の詳細は以下の通りです。
曲名:【曲名/ボカロP】
本家様:【本家動画のURL】
参考音源:【イメージに近い歌い手のURL(これはあればで構いません)】
ボーカル音源:【ギガファイル便のURL】
ご要望:(例 ご自身のご要望に置き換えてください)
・本家通りにハモリの生成をお願いします。
・サビのみ下ハモリを追加でお願いします。
・サビ終わりの「〇〇」の部分(1:20~1:25)はディレイを強めでお願いします。
・「〇〇~△△」の部分(3:05~3:32)は声が籠っているイメージでお願いします。
・仕上がりは参考音源を参考にお願いします。
MIX依頼は初めてなので音源やご依頼内容に不備がありましたら、お知らせいただければ幸いです。
何卒よろしくお願いします!
まとめ
今回は歌ってみたのMIX依頼のルールとチェックポイントについて解説してみました!
この記事の内容は絶対やらなければならない!というわけではなく、出来たらもっといい!という内容も含まれています。
実際にMIX師さん曰く「ここまでやってくれる依頼者さんはすごく気が利く!すごく有難い!」とのことでした!
依頼者さんが頑張ってくれたことはクリエイターにもちゃんと伝わります!
作業をするのはMIX師さんですが、やっぱり自分の作品です。
出来る限りのことはやって、お互いが気持ちよくやり取りできる素敵な作品作りが出来るといいですね!
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