こんにちは。ニコ動、YouTubeでMixer(ミキサー)をしているP!xL(ピクセル)(@pixl_05)です。
有償Mixを受けるのであれば、「最低限このくらいは必要!」という機材やソフトを書いていきます。
勘違いしてはいけないのが、「良い機材やソフトを買ったから有償Mixが受けられるわけではない」ということです。
「有償レベルのMix師ってこのくらいは普通に持っているよね。」
「クオリティの高いMixをするには、このくらいのものが必要だよね。」
という観点で書いていきます。
言い方的に少しキツいかもしれませんが、あなたのMix技術が向上しなければ、有償依頼はきません。
機材やソフトはあなたのお手伝いをするだけ!
しかし、しっかりと練習して技術を磨けば、誰でも有償依頼を受けられるレベルになれます。
それがMixの面白いところです。
それを前提に話していきます(`・ω・)ゞ
有償Mix師になるために最低限必要な機材とソフト一覧
まず最初にまとめて発表して、後半でそれぞれの詳細を書いていきます。
機材編
- 【パソコン】DAIV A5
- 【モニターヘッドホン】SONY / MDR-CD900ST
- 【オーディオインターフェース】Roland / Rubix24
ソフト編
- 【DAW】PreSonus / Studio One 5
- 【ピッチ補正ソフト】Celemony / Melodyne(メロダイン)
- 【VSTプラグイン(安価)】Waves / Gold
あればなお良し編
- 【ノイズ除去ソフト】iZotope / RX10
- 【VSTプラグイン(高価)】FabFilter ( ファブフィルター ) / Essentials Bundle
- 【マスタリングソフト】iZotope / Ozone11
機材編
まずは機材編です。
外側の部分から紹介していきます。
どれも必須機材です。
パソコン
OS | Windows 10 Home 64ビット |
CPU | AMD Ryzen™ 7 3700X |
メモリ | 16GB PC4-25600 |
ストレージ | 256GB SSD / 1TB HDD |
価格 | 119,800円(+税) |
詳細 | DAIV A5 |
こちらのDAIV A5はハイスペックパソコンに分類される機種です。
写真編集や動画制作などでも快適なクリエイティブ環境を構築できるデスクトップパソコン。
このくらいのスペックならストレスなくサクサク作業ができます。
基本的には今持っているパソコンでも大丈夫ですが、ノートパソコンを使っている人は、デスクトップに買い替えた方がいいかもしれません。
また、デスクトップでも上記のスペックより低いのであればストレスを感じる可能性があります。
スペックの低いパソコンを使っている人で、中身を自分で変えられる方はスペックを上げましょう。
更に詳しくオススメパソコンについて知りたい方は以下の、
『【自分に合ったPCの選び方】歌ってみたにオススメのパソコンはどれ?【タイプ別解説】』の記事を参考にしてください。
モニターヘッドホン
モニターヘッドホンはMixをするうえで非常に重要な機材です。
モニターヘッドホンは普通のヘッドホンと違うの?
はい。モニターヘッドホンと普通のヘッドホンは違います。
普通のヘッドホンはリスニングヘッドホンといいリスニング向けに作られたものです。
リスニングヘッドホン・・・楽しく音楽が聴けるようにチューニングされたもの
モニターヘッドホン・・・音源をできるだけ忠実に、できるだけ解像度の高い音を正確に聴かせるためのもの
僕が使っているオススメのモニターヘッドホンはCD900STです。
SONY / MDR-CD900ST
業界基準のモニターヘッドホンです。
最初に買うモニターヘッドホンにはうってつけ。
耐久性も非常に高く、5年ほど愛用していて扱いもそこまで丁寧ではありませんが、今も元気に機能してくれています。
オーディオインターフェース
オーディオインターフェースも必須機材です。
ヘッドホンをPCに直挿しではまともにMixができません。
1つ目の理由はシンプルです
インターフェースを使わなければ音が悪いです。
通常のパソコンはMixをするのに適した機能、性能は持っていません。
単に音を出力する標準の機能が備わっているだけです。
よって、まともな音がわからないので、Mixどころではありません。
2つ目の理由としては
インターフェースを使わないとレイテンシーが発生し、いわゆる『遅延』というものが起こります。
分かりやすく言うと、再生ボタンを押してからヘッドホンまでに音が届くのに0.5秒とかかかります。
たった0.5秒と思いましたか?
実際に体感するとストレス半端ないです(*’ω’*)
以上2点の理由から必ずインターフェースを導入しましょう。
Roland / Rubix24
僕が使っているインターフェースは廃版になってしまったのでそれの後続機『Rubix24』をオススメします。
これを1台持っておきましょう。
2万円以下で買えるインターフェースも下記記事で紹介しています。
ソフト編
次にソフト編です。
機材が外だとしたら、ソフトは中ですね。
Mix自体はDAWだけあればできますが、ピッチ補正ソフトと有料プラグインがなければ、有償のMixは受けられないと思った方がいいかもです。
それくらい大事です。
【DAW】
PreSonus / Studio One 5
シェア急上昇! デジタルミックスを定義した敏腕チームが手掛けるミキシングデザイン
僕が10年以上使っているDAWソフトです。
他のDAWと比べ動作が軽く安定しており、打ち込みもしやすいらしいです。
僕はこれしか使っていないので他のDAWはわかりません。
ただこれ一つでMixも録音もDTMもできます。
めっちゃ軽くて使いやすいです。
歴史は浅いですが定番のDAWの1つになっています。
高く感じるかもしれませんがグレードは、『Professional』にしておきましょう。
下で紹介する『Melodyne(メロダイン)』が無料でついてくるのでかなりお得。
グレード | Studio One Professional | Studio One Artist | Studio One Prime |
価格<公式> | 35,000円 | 12,800円 |
無料 |
対応OS | Windows/Mac | Windows/Mac |
Windows/Mac |
エフェクト数 | 41 | 30 |
9 |
オーディオトラック | 無制限 | 無制限 |
無制限 |
ピッチ補正機能 | Melodyne Essential | 体験版 |
無 |
サウンドハウスでみる |
その他のDAWは下記記事で紹介しているので、参考にしてみてください。
【ピッチ補正ソフト】
次はピッチ補正ソフトです。
『【善か悪か】ピッチ補正は『しなければならないもの』という話でも語っていますが、これは絶対必要です。
Celemony Melodyne(メロダイン)
オススメは絶対Melodyne(メロダイン)です。
最強です。そして安い。
シンプルで画面が見やすいのと直感的な操作ができるので、初めてのピッチ補正ソフトなら絶対これです。
使い方等は以下記事で解説してます。
【VSTプラグイン(安価)】
次はプラグインです。
いわゆるエフェクトですね。
無料のプラグインもあるのですが、音が薄っぺらいものが多いです。
良い感じの無料プラグインもありますが、少し使い勝手が悪いです。
Waves Gold
めちゃめちゃ有名なプラグインです。
Mixの基本である
- Compressor
- EQ
- リバーブ
- ディレイ
- エンハンサー
- ダブラー
- ディエッサー
など、Mixで役に立つプラグイン全部入ってます。
Wavesはプロ御用達のブランドで、改定前の価格は8~10万円とびっくりするくらい高かったです。
しかし、少し前から一般ユーザーを意識し始めたのか今では1万円前後で購入できます。
なんか一時期Twitterで「Waves使ってる奴は情弱ww」みたいな話題が出てましたね。
あんまり振り回されないようにしましょう。
僕は便利なので結構使っています。
あと+αで『Fabfilter』というプラグインも使っています。
ちょっと高いので、それは後で書きます。
あればなお良し編
結構長くなってきましたね。
ちょっと休憩したいですね。
してきました。
次は『あればなお良し編』ということで、
「なくてもある程度のMixはできるけど、あった方がよりハイクオリティなMixができるよ!」
というものたちです。
【ノイズ除去ソフト】
iZotope / RX10
数あるノイズ除去ソフトを試してきた僕が、一番オススメするものです。
というか、ハッキリ言ってこれ以外使えません。
神です。
これはマジで神プラグインだと思っています。
これが僕のMixを底上げしていると言ってもいいくらい。
使い方や機能は以下の記事で語っています。
【VSTプラグイン(高価)】
FabFilter ( ファブフィルター ) / Essentials Bundle
先ほどチラっと紹介した『Fabfilter』です。
これもプラグインのお得パックみたいな感じのやつですが、この中の
- Pro-Q3
- Pro-C2
- Pro-MB
はマジで使えます。
これも僕のMixを底上げしてくれているので僕の中では絶対に欠かせないプラグインです。
【マスタリングソフト】
iZotope Ozone11
最後にマスタリングソフトです。
これも余裕があれば是非購入してください。
ここで軽くOzone11のメリットを紹介しておくと、
- AI機能搭載でマスタリング時間がかなり短縮できる
- マスタリング初心者でもプロ並みの音圧が得られる
- リファレンス機能を使用し参考音源に近づけることができる
です。
これでマスタリングするかしないかで、最終仕上げの迫力が段違いに変わります。
以下の記事で使い方や機能を語っています。
まとめ
いかがだったでしょうか?
パパっと書くつもりが結構かかってしまいました。
一気にまとめて買える人は少ないと思うので、少しずつ買い足しながら、その間は無償Mixで実績を積み上げましょう(`・ω・)ゞ
Mixの募集方法は以下の記事で解説しています!
そんな感じっ
おわり!