ハモリを生成したいMixer「メロダインを使ってハモリを生成する方法をおしえてください!」
お任せください。
- 【30秒でできる】Melodyne(メロダイン)を使ったハモリの作り方をわかりやすく解説
こんにちは。ニコ動、YouTubeでMixer(ミキサー)をしているP!xL(ピクセル)(@pixl_05)です。
今まで1000件以上のMixを担当してきました。
そんな中、以前TwitterのDMでこういったご要望をいただきました。
実は以前にTwitterでもMelodyne(メロダイン)を使ったハモリの作り方
をツイートしています。
今回は上の内容を詳しく解説してきます。
それではいってみよう!
【初心者向け】Melodyne(メロダイン)を使ったハモリの作り方
改めてハモリ生成の手順を確認するよ!
- まったく同じ音源を貼る
- ハモリの方を三度下げる
- スケールから外れてる音はもう一度下げる
今回は下ハモを作っていきます。
ひとつずつやっていきましょう。
①まったく同じ音源を貼る
まず、今ピッチ補正が完了しているトラックを複製しましょう。
DAWによって方法はさまざまですが、トラックを右クリックで複製する項目があるはずです。
②ハモリの方を三度下げる
Melodyneも複製されているはずなので、ハモリの方のMelodyneを開きましょう。
『Ctrl+A』で全選択し三度下げましょう。(音程を3つ下げる)
下げたらこうなります。
この時「きれいに三度下がらない・・・」という現象が起こることがあります。
そんな時はタブの『オプション』を確認しましょう。
『音階スナップ』なっていませんか?
それを『半音スナップ』に変更してあげるとうまく下がります。
③スケールから外れてる音はもう一度下げる
この状態で一度、メインボーカルとハモリを同時に聴いてみましょう。
ハモれていない音があるのがわかると思います。
その音はスケールから外れている音(その曲では使わない音)なので、さらにもう一度下げましょう。
下げました。
音階の右側□をクリックするとその音程だけ全選択できますので使いましょう。
「なんか同じ画面じゃないよ!」
って人はタブ『オプション』の『音階エディター』が『選択とマスターチューニング』になっているか確認しましょう。
これでハモリの生成は完了です。
上ハモはこれと全く逆のことをします。
- まったく同じ音源を貼る
- ハモリの方を三度上げる
- スケールから外れてる音はもう一度上げる
これで上ハモを作ることができるよ!
まとめ
いかがだったでしょうか?
Melodyneを使ったハモリ生成の方法を一度まとめると
- まったく同じ音源を貼る
- ハモリの方を三度下げる
- スケールから外れてる音はもう一度下げる
です。
上ハモはこれの逆でしたね!
Melodyneを使ったハモリの生成はどのプラグインよりもダントツに簡単にでき、慣れると30秒程度で作れてしまいます。
実は、まだまだ自由に音程を変えることができるので、これ以上にもっとかっこいいハモリが作れたりします。
『三度下の中に五度下というのをうまく混ぜる』といったテクニックが使えるようになったら中級者以上ですね(`・ω・)ゞ
まずは三度下、三度上のハモリから始め、慣れてきたらアレンジして遊んでみてください!
ちなみに、こちらではハモリの処理、エフェクトのかけ方のコツを解説しています。
参考になるかと思いますので、一度覗いてみてください(*’▽’)
そんな感じっ
おわり!
余談にはなりますが
Melodyneの基本的な使い方や歌をうまく聴かせるコツを『【初心者向け】『Melodyne(メロダイン)』の使い方とうまく聴かせるコツをわかりやすく解説!』でまとめています。
こちらも参考になるかと思いますので覗いてみてください。
ちなみに僕は、『Auto-Tune』より『Melodyne』をオススメしています。
『Melodyne』のメリットは以下の記事からご覧ください。