歌ってみたに挑戦したい人「歌ってみたに挑戦したいけどとりあえず何から揃えたらいいんだ?コスパが良い機材を教えてください。あとみんなが使ってるものとか、定番の機材も知りたいな。」
こんな疑問に答えます。
- 歌ってみたを始めるときに揃えるべきおすすめ機材
- とりあえず安く始めたい!という方は得におすすめ
- それと同時に音楽業界定番の機材も載せてあるのでどちらかチョイス可能
- 【おまけ】これを買うだけで一発解決なスターターセット紹介
P!xL(ピクセル)
- ほんみく管理人
- ミキシングエンジニア歴:10年
- 過去Mix件数:1200件以上
- 歌い手経験あり:3年程度
- 毎日Twitterでも発信(@pixl_05)
【2022年最新版】 高コスパおすすめ必須機材10選で歌ってみたに挑戦!

こんにちは。ニコ動、YouTubeでMixer(ミキサー)をしているぴくせるです。
今までに1000件以上歌ってみた動画のMixを担当してきました。
今回は、歌ってみたを始めるにあたって揃えるべき『高コスパおすすめ機材』をまとめました。
今、若者に大人気の『歌ってみた』とは?
まず初めに「歌ってみたってなに?」というところを解説していきます。
『歌ってみた』とは簡単に言うと
配信されているカラオケ音源に自分の歌声を合わせた動画
のことを指します。
↓こちらの動画も歌ってみたの一つです。
歌ってみたが人気な理由として
- 1つの曲をいろんなボーカルで楽しめること
- 小学生~大人まで幅広い年齢層の歌が聴けること
- ほとんどの人が趣味でやっているので、その人の「好き」「楽しい」が詰め込まれていること
などがあげられます。
歌ってみたの始め方
一般的なJpopやバンドにも聴く側(ファン)と歌う側(アーティスト)があるように
当然、歌ってみたにも聴く側(リスナー)と歌う側(歌い手)に分かれます。
歌い手になるための方法は『【PC版】歌ってみたの作り方完全ガイドマップ|知識ゼロ→『初投稿』を目指す方法』をご覧ください。
歌ってみたに必要な機材一覧
歌ってみたを始めるにあたって、必要な機材は以下です。
- マイク
- O/I(オーディオインターフェース)
- ヘッドホン
- PC
- 録音ソフト(DAW)
- ポップガード
- マイクスタンド
- マイクケーブル
- リフレクションフィルター
各機材2つずつ紹介していて
上:とりあえず安く始められるもの
下:業界の定番or自分が使っているお気に入り
という構成で紹介していますので是非参考にしてください。
また、
「いろいろあってどれを選べばいいかわからない!!」
という方のため、別の記事で『これを買うだけで一発解決なスターターセット』の紹介もしています。
こちらも参考にしてみてください。
それではいってみましょう!
マイク(ダイナミック)
BEHRINGER / XM8500
低予算で始めたい方におすすめ。
下で紹介しているSM58と音が似ていると言われているマイク。
値段はSM58の半額以下。
学生でお金がないという方はこれを購入してもいいと思います。
SM58とは少し音が違いますが、最初の歌ってみたで使うマイクとしては十分活躍してくれます。
ただ、予算に余裕があれば次に紹介するSM58を買った方がいいです。
SHURE / SM58
定番中の定番。通称『ゴッパー』
どこのスタジオやライブハウスに行ってもほぼ100%置いてあります。
音質、使いやすさ、性能、耐久性、値段どれも悪くないです。
しいて言うなら音質に関しては他の高いマイクに比べたら当然劣りますが、それでもこの値段でこの音質ならコスパ抜群。
個人的に、ダイナミックマイクであれば最初に買うマイクはこれが一番おすすめだと思っています。
因みに僕が歌ってみたを本気で始めた時、最初に購入したマイクがこのSM-58です。
ダイナミックマイクの詳細はこちら
マイク(コンデンサー)
AudioTechnica / AT-2020
安く高性能なコンデンサーマイクを買うならこちらのAT-2020。
非常に感度良く音を拾い、音質は癖がなく非常にクリアです。
そして、単一指向性なので不必要な音や環境音などは拾わず歌声だけを収音することができ、コンデンサーマイクの扱いに慣れていない初心者でも戸惑うことなく使用することができます。
値段は1万円程度でコスパは非常によく「音質重視で録音したい」という初心者の方は是非こちらを購入ください。
因みにコンデンサーマイクの中では最初に買うマイクはこれが一番おすすめだと思っています。
AudioTechnica / AT-4040
すいません。初心者用の高コスパのコンデンサーは先ほどのAT-2020しかありませんでした。
このAT-4040は3万円代と少し価格が張ります。
お気づきかと思いますが、名前が似てますね。
そうですAT-2020の上位版です。
今僕の家はこれをメインで録音しています。
音質に癖がなく非常にクリアです。このマイクで録音した歌をMixするとめちゃくちゃ気持ちよく作業ができるくらい音質がいいです。
当然作品の仕上がりも最高。
しかしデリケートなのであまり雑に扱うと壊れますので気を付けてください。
お金に余裕がある方は是非チャレンジしてみてほしいです。
コンデンサーマイクの詳細はこちら
O/I(オーディオインターフェース)
BEHRINGER|UM2
「とにかく安いインターフェースを!」
僕がオススメするインターフェース中でも最安値なのがこのUM2です。
価格破壊レベルの5,000円前後と激安。
音は特別良いわけではありませんが、5,000円でインターフェースが導入できるという点で採用。
実は僕が歌い手を始めた時、最初に購入したインターフェースがこのUMでした。
シンプルで使い勝手がいい設計になっているので、初心者でも操作しやすいと思います。
また、低価格なオーディオインターフェイスには付いていないことの多い「ファンタム電源」が搭載されているのも嬉しいポイントですね。
Steinberg|UR22mkII
「コスパ最強のものがほしい!」
このUR22mkIIは1万円代前半でコスパ最強のインターフェースと言えるでしょう。
音質、価格ともに申し分ありません。
低価格オーディオインターフェースの定番ともいわれるモデルです。
「最初に使ったインターフェースがこれ!」という人が最も多い印象。
この価格帯で24bit・192kHzという驚異的な音質の良さが、初心者に圧倒的人気を誇る理由です。
Roland / Rubix24
例のごとく今僕が自宅で使っているIFです。
(正確には廃版になったこれの前機のUA-55を使っています。)
値段は少々張りますがすごく安定していてずっと使い続けています。
歌ってみたを長く続けている方のほとんどがこのRubix24を使っている印象です。
予算に余裕がある方は是非チャレンジしてほしいです!
オーディオインターフェースの詳細はこちら
下の記事でインターフェースの細かい解説をしていますので、良かったらご覧ください。
ヘッドホン
SONY / MDR-CD900ST 密閉型
これがないと始まらないくらい定番中の定番ヘッドホンがこちらの900ST。
どこのレコーディングスタジオにも99%置いてあり業界の基準です。
僕がMix師になって初めて購入したヘッドホンです。
音質は全体的にフラット(やや高音域)に鳴り、解像度がとても高いです。
耐久性も非常に高く、5年ほど愛用していて扱いもそこまで丁寧ではありませんが、今のところ元気に機能してくれています。
最初は、もともと持っているイヤホンで録音してもいいと思いますが、録音に慣れてきて何か物足りなくなったときにぜひ購入してください。
SHURE / SRH840 密閉型
自宅では上のMDR-CD900STと併用しながら使っているのがこのSRH840。
これがまた見た目がシックな黒でかっこいいんです。デザインに惚れて購入しましたが、音もとてもナチュラルで非常に好みだったので、そのままずっと使っています。
価格帯も性能もMDR-CD900STとさほど変わらないので気になった方を購入すればいいと思います。
YAMAHA HPH-MT8 密閉型
今メインで僕が使っているヘッドホンはこちらのHPH-MT8。
このHPH-MT8は実用性に優れたモニターヘッドホンで、原音に忠実な印象があります。
また装着したときの肌触りも高級感があり気持ちいい。
使い勝手と装着感もよく考えられていて、モニタリング作業にもってこいのヘッドホン。
多少値段は張りますがハイクオリティなMixをするために必須レベルなヘッドホンなのでこの価格帯のものは1台持っていてもいいかもしれません
PC
mouse F5-celeron
OS | Windows 10 Home 64ビット |
CPU | インテル® Celeron® プロセッサー N4100 |
メモリ | 8GB |
ストレージ | 256GB SSD / HDD 無し |
価格 | 65,780円(税抜59,800円) |
詳細 | mouse F5-celeron を見る |
歌ってみた録音のみなら、何ら問題なく作業できます。
256GBのSSDも積んであるので起動やソフトの動作は早いです。
メモリも8G積んであればソフトが固まる心配はありません。
注意点としてはHDDを積んでいないことです。
動画や写真、音声データなどを大量に保存する人は、256GBのSSDだけでは足りません。
ただ、すぐに容量がいっぱいになることはないので大丈夫です。
データが増えてきた時でいいので、追加でHDDの購入も検討しましょう。
パソコンの詳細はこちら
その他のパソコンについて詳しく知りたい方は
『【自分に合ったPCの選び方】歌ってみたにオススメのパソコンはどれ?【タイプ別解説】』
をご覧ください。
パソコンを購入するときにしてはいけないことや買い方について解説しています。
録音ソフト(DAW)
PreSonus / Studio One 5 Prime
無料の録音ソフトはこのStudio One 5 Prime 一択です。
録音するだけならとりあえずこれ以外に選ぶ必要はないですね。
インストール方法や録音方法は下記リンクへ。


録音ソフト(DAW)についての詳細はこちら
ポップガード
Akuou / ポップブロッカー
とりあえず安く!という方にはこのポップガードがおすすめです。
スタバ一杯分程度の値段で購入できて性能も十分です。
最初はポップガードのこだわり方もわからないと思うのでとりあえずという方はこれにしておいて間違いありません。
CLASSIC PRO / PG6
お手頃価格で高品質なポップガードがこのPG6。
値段は3,000円強しますがサウンドハウスで1,980円になってます、Mixをしていて全く破裂音や息の音が気になりません。
因みに自宅はこのPG6を使用しています。
4年ほど使っていますが、まだ元気に活躍してくれているので予算に余裕のある方は是非どうぞ。
STEDMAN ( ステッドマン ) / PROSCREEN 101
「少しいいポップガードを!」という方向け。
こちらのPROSCREEN101は定番の高級金属ポップガード。
プロの収録現場でも実際に使用される良品です。
できるかぎり綺麗に収録したいと考えるなら、思い切って購入するのもアリです。
一生ものになるので是非ともオススメします。
マイクスタンド
CLASSIC PRO(クラシックプロ)|MSB/BLACK
こちらも「とりあえず安いマイクスタンドを!」という方におすすめしています。
おすすめというか、マイクスタンドは消耗品です。なので一度安いのを使ってみて歌ってみたを本気で歌ってみたに取り組もうと思った時の判断材料になるので、一度このくらいのスタンドを使ってみるのもいいかもしれません。
シルバーとブラックがあるので好きな方をチョイスしてください。
コスパは抜群にいいマイクスタンドです。
K&M / 21020
こちらが定番のマイクスタンド。通称『ニットウー』
価格は5,000円弱とそこそこ。
非常に安定感があり、ぐらつきやマイクのずれもほどんどないです。
歌い手をしている人はこのマイクスタンドに落ち着いている人が多いイメージですね。
最初のマイクスタンドにしては少々高いかもしれませんが、これ一本あれば長く持つので予算に余裕があれば是非。
マイクスタンドの詳細はこちら

マイクケーブル
CLASSIC PRO ( クラシックプロ ) / MIXシリーズ
今回紹介する中で一番安いマイクケーブル。
しかし、この値段でこの音質がでるなら文句はひとつもないレベル。
確か、僕が一番最初に買ったマイクケーブルもこれだったはず。
失敗してもそんなに痛くない価格帯なので、だまされたつもりで使ってみるのも良いと思います。
CANARE ( カナレ ) / EC03
NEUTRIK(ノイトリック)社製のコネクターを使った、音質改善が期待できるマイクケーブル。
こだわりが特にないならもうこれでいいんじゃないかってレベル。
お値段もリーズナブル。
このケーブルは0.5m、1m、1.5m、2m、3m、5m、7m、10m以上などたくさんの種類があります。
これの1.5mか2mでOKです。
マイクケーブルの詳細はこちら

リフレクションフィルター

リフレクションフィルターって?
音響処理がなされていない宅禄での録音は、ノイズや部屋の反響音等様々な影響を受けます。
そんな音響上の問題を解決するのがこのリフレクションフィルター。
音の反射を抑え、ハッキリした音を録るためのレコーディング補助機材です。
音がぼやけないのでMixするときに非常に綺麗に仕上がります。
必須ではありませんができればあった方がいい機材です。予算に余裕があれば購入しましょう。
マランツプロ(Marantz Professional)/Sound Shield
リフレクションフィルターのオススメはこちら。
5面に張り付けた吸音パネル高密度EVAフォームがしっかり音を吸収・減衰してくれます。
価格もリーズナブルなので、「リフレクションフィルターを試しに導入してみたい!」と考えている方にもオススメです。
しっかりと効果を発揮してくれます。
【おまけ】歌ってみたスターターセット
これは非常に便利ですね。どんな人にオススメかというと
- 一つずつ選ぶのがめんどくさい
- とりあえずパッとはじめたい!
- お得なセットで安く購入したい
という人は勢いでポチるのもありかなと思います。
正直一つ一つ単品で注文するのはめんどくさいです。
そういった人向けに『歌ってみたスターターセット』というものが用意されています。
いくつかある中で厳選したおすすめのセットを貼っておくので、機材を選ぶ時間を短縮したい人は是非。
ボーカルレコーディングセット Steinberg UR12 コンデンサーマイクEC-Me付き
こちらは有名なSteinberg社のスターターセットです。
・オーディオインターフェイスUR12
・Seideコンデンサーマイク
・専用ショックマウント
・マイクケーブル(XLR-XLR)
・卓上ブームマイクスタンド
上記が入っていて25,000円程度なのではっきり言って激安です。
なおかつ、個々の性能が高い水準のものをセットにしてあるので、スターターセットとしては十分な内容でしょう。
Focusrite フォーカスライト Scarlett Solo Studio Pack (3rd Gen)
こちらもおすすめのスターターセット。
価格は29,000円ほど。
・オーディオインターフェイス本体
・コンデンサーマイク
・ステレオヘッドフォン
・マイクケーブル
・ポップガード
・卓上マイクスタンド
・卓上固定型グースネックマイクスタンド
ぶっちゃけ上記のものと品質的にもあまり大差がないのでお好きな方をチョイスしてください(`・ω・)ゞ
因みに、いつもMix依頼をしてくれる方の中にScarlett Solo Studio Packのセット(赤い方)で録音している方がいるので、その方の動画を以下に貼っておきます。
かなり綺麗に録音できていると思います。
実際に聴いてみて参考にしてください。
まとめ
今回は歌ってみたを始めるにあたって必要なもの10種類を厳選して紹介しました。
個人的な意見ですが、おすすめの買い方としては
- とりあえず安いもので一通り揃える
- 本気になった時にこだわりたいものから順に買い替えていく
というスタイルがいいと思っています。
ちょっとだけ手を付けてみて合わなかったらすぐにやめられるので!
最初に高いものを買ってやめてしまったらもったいないですからね( ;∀;)
歌い手が増えるとニコ動もYouTubeも活気があふれて僕も楽しくなります٩(๑´0`๑)۶
それじゃおわり!
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